バストの構造を把握してバストを守りましょう!
バストは女性の身体において重要な部分であり、見た目だけでなく健康にも深く関わっています。
美しいバストを手に入れる為には、まずバストの「構造」を理解することが非常に重要です。
今回は、バストの主要な構造について詳しく解説します。
バストには骨がなく、主に脂肪と乳腺、クーパー靭帯が支える構造となっております。
また、バストの約90%は脂肪組織でできており、乳房に占める乳腺の割合には、生まれつき個人差があります。
1.クーパー靭帯
バストの形を保つために欠かせないのが「クーパー靭帯」です。
クーパー靭帯は、乳房を皮膚と乳腺組織に繋ぐ結合組織の繊維で、乳房の下垂を防ぎます。
特に、皮膚と乳腺の間に位置しており、バストが重力に逆らって形を保つために重要な役割を果たしています。
しかし、加齢や激しい運動、妊娠・授乳などにより、クーパー靭帯が伸びたり切れたりすると、バストの形が崩れ、下垂が進行してしまうことがあります。
伸びきったクーパー靭帯を元に戻すことは難しいとされているため、日ごろのケアが重要になってきます。
2.大胸筋
バストを支えるための「土台」として重要なのが、大胸筋です。この筋肉は、胸部の前面に位置し、バストの位置や形状に大きな影響を与えます。大胸筋が発達していると、バストが上向きになり、自然なハリを感じやすくなります。
逆に、大胸筋が弱いと、バストの支えが不足し、形が崩れることがあります。筋力トレーニングで大胸筋を鍛えることは、バストの位置を上向きに保ち、ハリを感じるための効果的な方法です。
3.乳腺
乳腺は、バストの中で乳汁を生成する重要な組織です。特に思春期に発達し、妊娠や授乳を通じてさらに大きくなります。
乳腺の発達が進むことで、バストはふっくらとした印象を与えます。
女性ホルモンが乳腺を刺激し、乳腺の発達を促進します。そのため、乳腺の発達具合は個人差があり、バストの形や大きさに大きく影響を与えます。
4. 乳房内脂肪細胞
乳房の約90%は脂肪組織で構成されており、この脂肪細胞がバストの柔らかさやボリュームに大きな影響を与えます。
脂肪細胞の量やサイズは、体重やホルモンバランスによって変動し、これがバストの大きさや形に直結します。
体重が増加すると、脂肪細胞が増え、バストも大きくなる傾向がありますが、逆に体重が減少すると、バストも小さくなることが一般的です。
まとめ
バストは、脂肪、筋肉、乳腺、クーパー靭帯が相互に作用しながら支え合うことでその形を保っています。
どの要素も重要な役割を果たしており、これらがバランスよく機能することで、美しく健康的なバストが保たれます。
バストを構成する組織は、とてもデリケートなため激しい運動など日常生活でのわずかな刺激もバストに影響を与えます。
まずはバストは繊細なものであると理解することがとても大切です。